福田寺行者堂〔公式サイト〕

金峯山修験本宗。修験道の開祖「役行者」の誕生地。奈良県の無形民俗文化財『蓮取り行事』のお寺。

TEL.&FAX.0745-60-6338   〒635-0052 奈良県大和高田市奥田496

縁起
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福田寺行者堂 (山号:蓮池山(れんちざん)

 
「当寺は、広大なる賀茂役公(かものえのきみ)
氏(=役行者)の屋敷の北門に、人皇四十代天武天皇白鳳三年(674)甲戌に創建にて役優婆塞(えんのうばそく) 小角(おづぬ)が開基なり。この地は役小角(えんのおづぬ)の誕生地なり。」(役行者が古縁起より)蓮取り行事、役行者、一つ目蛙、刀良売
 古縁起によれば、当寺は創建から既に1339年が経過している古刹となります。賀茂役公氏の敷地は広大で凡そ一里(4km)四方であったと言うことです。その北の端であり母親の居所近くに役行者様御自身が創建されました。母親との強い繋がりを示すように、本堂には大変珍しい刀良売(とらめ)様の涅槃(ねはん)像も安置されております。

 御本尊が厳しい為か、福田寺行者堂には住職不在の荒廃した時代もありました。現在の本堂や庫裏は新しく綺麗になっておりますが、それは奥田区と有志の方々の一方ならぬ御尽力により平成14年に一新して頂いているからです。お蔭様で、現在は白い砂利と石畳の大変清潔な境内となっており、蓮が開花する7~8月には一年で最も美しい行者堂を拝観して頂くことが出来ます。毎年、蓮取り行事の7月7日には大変多くの拝観者が訪れ、蓮の華の美しさに感動されています。